中島塾の中島です。こんにちは。
古典を研究しています。
まだまだたくさん調べたのですが、このシリーズは今日で一区切りにしようと思います。
伊曾保物語(いそほものがたり)はイソップ物語を和訳したものだ。キツネさんやタヌキさんが出てくる。
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お腹をすかせたキツネさんがその辺をウロウロしていると、木の上に鳥さんが肉をくわえて留まっていた。キツネさんはその肉がほしい。キツネさんは鳥さんに話しかける。
『やあやあ鳥さん、美しい姿でいらっしゃる。さて声の方だが、以前は鼻声だったのが、最近いい声になったみたいですね。聞かせてもらえませんか。』
この後の展開は予想通りだ。鳥さんは声を出そうと口を開き、その時に落ちた肉をキツネさんが持って行ってしまう。伊曾保物語は「どんなに持ち上げられても真に受けるな。いっそうへりくだれ。」と警鐘を鳴らす。
動物が出てきたら必ず伊曾保物語というわけではないが、頭の片隅に置いておくと役に立つことは間違いない。そして小さい頃にイソップ物語をたくさん読んだ経験があれば、今現在古典が苦手であってもすぐに挽回できるかもしれない。
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